今後もまた引っ越すかもしれないことだし、自分の備忘録のため、XREA+からCORE MINIに引っ越した際の手順をまとめておきませう。
まず最初に、移転先となるCoreServer Miniのサーバアカウントを取得する。
Xrea+で使用していたアカウントと同じにする方が楽なのだろうけど、セキュリティ向上のためにアカウント名を変更することにした。
いくつかのサーバーから選択できるので、負荷状況を見ながら混んでいなさそうなサーバーを選択する。サーバー負荷状況は公式に公開されているのでそれを参考にすればよいのだが、こうしてみると、サーバによって当たり外れがあることがよくわかる。
・coreserve負荷状況
http://mainte.coreserver.jp/ ・xrea負荷状況
http://mainte.xrea.com/この他、以下のようなサイトもある。ただしこれは有志によるものなので、全てのサーバー状況を観れるわけではない。
Coreserver / xrea 負荷観測所
http://stress.junos.mobi/index.html一般的にはftpでのdownload&uploadとなるのだが、移転先がCoreServer/Xrea+の場合には「サーバー間コピー」機能を利用するのが楽で確実。移転元サーバでのパーミッションの設定や、Symbolic Linkも含めて移転先のサーバにコピーすることができる。
移転先である新しいサーバ(CoreServer)の管理メニューから「サーバー間コピー」を選択する。間違っても移転元サーバ上で操作を行ってはいけない(全て消えてしまう)。
移転元(リモート)となるサーバのftpの情報を入力すれば、あとは全て移転先(ローカル)に自動的にコピーしてくれる。ftpさえ利用できればいいので、リモートは他社サーバーでも構わない。

リモートディレクトリとローカルディレクトリの部分には、それぞれ / (ルート)とだけ入力する。
/の下には maildir と logが存在するのだが、僕はXrea+のmail は使っていないので、 /public_html と入力した。
転送方式はミラー(削除なし)でよい。実行をクリックするとサーバ間コピーが実行される。これでルートディレクトリ下にある全てのディレクトリとファイルがコピーされる。
ファイルサイズによるが、サーバ間コピーは数分~数十分程度で完了する。
進捗については、コピー先サーバのrootに、.servercopy.logというログファイルが作成されるので、管理画面からファイルマネージャーを使って内容を確認し"COMPLETE"と"END"となっていることを確認してください。

MovableTypeなどを利用しているなど、コピーしたファイルの中にconfig.xxxなどの設定ファイルがある場合は、忘れずに新しいサーバの情報に更新する。
僕は、MovableTypeの他に Wordpress や Joomla! などのいろなCMSをインストールしていじってみたりしていたので、それぞれのコンフィグファイル全てを修正した。
- /public_html/log ディレクトリの修正
/public_html/log/ディレクトリは、アクセス解析ログの他、phpMyAdminやphpPgAdminがインストールされている。
これらの機能を利用されている方は/public_html/log ディレクトリの中のファイルを一度削除し、サーバ管理画面からログの保存の再設定やphpMyAdminを再インストールする。
ここにはベーシック認証用の.htaccessと.htpasswdファイルも置かれているのだが、コピーしたファイルに記述されているアカウントやパスワードは、移転元サーバの情報で不要であるので削除する。ファイルが存在しなければ新しいサーバの情報で朝6時に自動生成される仕組みになっているので、削除して待つだけだ。
あるいは管理画面のツールを利用すると記述内容を生成することができるので、その通りに書き換えてもよい。
このツールは.htpasswdに記述するパスワードの暗号化もしてくれるので、自動生成される初期パスワードではなく任意のパスワードに変更することが可能だ。

Database(以下DB)の移動は、phpMyAdminでデータをdumpする方法もあるが、Xrea+/CoreServerの機能を利用したほうが便利だ。
手順としては移転元のサーバ管理画面でDBのダンプファイルを作成し、移転先のサーバにアップロードするわけなのだが、今回の移転にあわせてユーザーアカウント名やDB名を変更したかったので、ユーザディレクトリの絶対パスなど環境依存の部分のデータ修正も併せて必要となった。
※ちなみに、MySQL4(orそれ以前)のデータは、MySQL5とは文字コード他で互換性がないために字化けしてしまう。古いversionのMySQLからMySQL5のサーバに移転する場合は、WordpressやMovableTypeの備えるデータエクスポート・インポート機能などを使用することで可能らしいのだが、僕は試したことがないのでわかりません。。。。
■DBのダンプファイルの作成
移転元のサーバにおいて、ダンプファイルを作成したいDBを選択し「保存」ボタンを押す。
数分~数十分程度で / (root)ディレクトリに「mysql.dump」という名前のファイルが作成される。
2つ目以降のDBの場合は「mysql_1.dump」などと、mysql_のあとにDB名を付加した名前のファイルとなる。
ファイルマネージャやftpツールを使ってこのダンプファイルをダウンロードする。

■環境依存データの修正
使っているCMSにもよるが、MovableTypeの場合はDB内にサーバ環境に依存するデータが含まれているので、新サーバに合わせたデータに修正が必要となる。
今回ユーザー名を変更しているので、ユーザディレクトリの絶対パスが変わっている。ダウンロードしたダンプファイルを、サクラエディタや秀丸エディタなど、Unicodeを扱えるエディタを使って編集する。文字コードを正しく扱えるエディタを使わないと文字化けの原因になるので注意すること。
秀丸エディタの場合を例にすると、メニュー「検索」→「置換」を選んで、
検索:/virtual/移転元のアカウント名
置換:/virtual/移転先のアカウント名
と入力し全置換する。
なお、独自ドメインを使用せずxreaのサブドメインを利用していた場合では、DB内にxreaドメイン情報が含まれているも同様に置換が必要である。
■ダンプファイルのインポート
サーバ環境依存データの修正が終わったら、次は新サーバ上にデータベースを作成し、データをインポートする。

移転先のサーバ管理画面で「データベース」メニューをクリック。
作成するデータベースを選択し、任意のパスワードを入力して、移転元DBと同じ文字コードを選択して「作成」ボタンをクリックすると、数分で空のデータベースが作成される。
次に、移転先サーバの / (ルートディレクトリ)にダンプファイルをアップロードする。
DB作成時に空のダンプファイルが作成される場合があるが、それは削除して構わない。
ダンプファイルをアップロード終えたら、管理画面からインポートしたいデータベースを選択し、今度は「復元」をクリックする。
おおよそ数分~十数分程度でデータベースのインポートが終了する。
ちなみに、2つ目以降のDBなら任意のDB名を入力するわけだが、インポートするダンプファイルのファイル名もこのDB名と一致していることが必要だ。
僕はDB名を変更したので、それに合わせてダンプファイル名を変更した上でアップロードする。
(ファイル名を、mysql_新DB名.dumpという名前に変更する)
この後、独自ドメインを使用する場合にはDNSの修正なども必要となるものの、とりあえずデータベースにちゃんとインポートされているかを試してみる。
http://hogehoge.mX.coreserver.jp/などにブラウザでアクセスして、CMSの管理画面などから確認してみよう。
無事サイトにアクセスできるようならば、CMSの管理画面から各設定を確認し、更新の必要な箇所があれば更新しておく。
データベースに接続できなかったりエラー画面が表示される場合には、コンフィグァイルのデータベース関連情報が間違っていないか、古いサーバ情報のままにになっていないかなどを確認する。
- ドメインウェブの設定とDNS情報の更新・その他の設定
独自ドメインを使用している場合は、ドメインウェブの設定をし、DNSを更新して新しいサーバに振り向ける必要がある。

移転先の管理画面にてドメインウェブの設定をするのだが、数が多い場合は煩わしいのでテキストで一括登録する方法が用意されている。画面下の方の「テキスト形式ファイルから一括設定する画面」というのがそれだ。
移転元のドメインウェブの管理画面にて、画面下の方にある「テキスト形式ファイルから一括設定する画面」をクリックすると、以下の画面に現在のドメインウェブ情報が表示されるので、表示された内容をコピー。

次に、移転先のドメインウェブ管理画面にて、同じくテキストから一括設定する画面(以下の画面)を開く。前述の、移転元でコピーした内容を貼り付けてから「仮設定」ボタンを押す。

コピーしたドメインウェブの内容が反映されて表示されるので、間違いがないかを確認してから「ドメイン設定」ボタンを押す。
この時、まだDNS設定が済んでいないので、「Aレコードのチェックを行わない(強制設定)」のチェックをつけておく。これは、設定時にDNSサーバのAレコードとの整合性をチェックしているので、このチェックをつけておかないとエラーになってしまうからだ。
ただ、強制設定してから5日経過後に再確認され、その時点でも不整合の場合にはドメインウェブの設定は自動解除される。
あとは、使用しているDNSサーバのAレコードを更新して、新サーバに振り向ける。
例えば旧サーバが111.222.33.4、新サーバが 222.33.44.5だとすると
a www 222.33.44.5
a @ 222.33.44.5
などのように設定する。
変更したDNSレコードがinternetすみずみに伝播するまでには少々時間がかかるので、nslookupコマンドを使ってDNSの逆引きをしてみて、返されるipaddressが新サーバのものになっていることを確認しよう。
C:\> nslookup www.hogehoge.com
DNSレコードはドメインウェブの設定前に更新しても構わないのだが、DNSを更新したら時間を空けずにドメインウェブ設定をしよう。
これでxreaからCoreServerへのサーバの移転方法は完了となる。
お疲れ様でした!
なお、xrea+を利用している方はサービス利用権を移動できるらしいのだが、どうもCORE SERVER MINIは対象外らしい。
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